今年こそハーフを走り切りたい

香川県の丸亀市というところがありまして、2月に「丸亀ハーフマラソン」という大きな大会があります。ハーフということで、21キロのマラソンの大会です。この大会に昨年、挑戦したのです。近所の友人が出ていたので、自分も出てやろうかと実に軽い気持ちでした。軽い気持ちですから、練習や知識からは入らず、まず形からです。今のランニングのシューズ、ファッションはバリエーションも豊富で、プロ仕様かと思うのような軽量であったり、通気性や伸縮性があるので、それに心をすっかり奪われたのです。練習する格好もみんなキマっているし、あのファッションセンスは負けられないと違う闘志に火がついて、シューズやらを買い揃えたのです。
 さっそく練習しようとその経験者の友達に声をかけたら、一緒にする前に一度、一人で走ってみてきた方がいいというのです。少し馬鹿にされた気分に勝手になって、まずは一人で走ってみました。走りだしは快調です。走りだしといっても実は2、300メートルのことでした。それから間もなく足があがらなくなり、顔から脂汗が出るほどに体調不良となったのです。友人の前でなくて、よかったとホッとするも、帰り道がしんどくて、自分をかなり恨みました。そんなことをしばらく繰りかえして、結局は友達のスピードとスタミナに愕然として、ひとりで練習です。
 そして大会本番です。想像をはるかに超えた何千人という人間が一斉に走りだすものですから、スタート地点を通過するまでにかなりの時間がかかり、そこですでに疲労感を感じていました。ですが、スタンドには家族を含む大勢の声援があり、またそれが自分に向けられているので、復活というか気持ちのリスタートです。練習のかいもあり、ある程度は走ることができたのです。しかし、後半15キロを過ぎて完全に足が上がらなくなったのです。自分より年配の人が自分の横を通過していくし、沿道の声援はあるし、けど走れないという現実。歩く人も大勢いたのですが、格好をキメてきたばかりに歩くのはなんだか情けなくて、リタイアしたかったくらいです。時間内にゴールはできたので、よしとするべきで、形から入ったくらいですから、こういう結末は避けられなかったのでしょうが、正直悔しかったです。
 ということで、あれから一年、この過去をバネに今回は走りきりたいです。